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大地震への備え
大きな地震がありました。
亡くなった方に哀悼の意をささげます。
また、被災された方にお見舞いを申し上げます。
ライフライン停止への対策
防災は自助が基本。私はマンション住まいなので、激甚な地震の際は在宅避難を想定している。しかしライフラインは停止するだろう。
具体的には電力、ガス、水道、下水道、通信(ネット含む)になる。まず電力と通信について考えた。
電力確保の必要性
一番に必要なのは照明だろう。真っ暗では夜間に簡易トイレを使うこともできない。照明については改めて考えたい。
二番目に情報収集のための通信。ラジオとスマホは最低限だ。
ラジオについて
ラジオは不要との意見もあるが私は必要と考えている。
不確かな伝聞情報やデマが飛び交う中、比較的信頼できる情報を乾電池一本で数十時間聞くことができるからだ。電力に対するパフォーマンスが抜群に良い。
なおAM放送は近日停波が決定しており、個人的には残念だが決まったことは仕方がない。そのためワイドFM対応の機種を選ぶ。写真はオーム電機の製品になる。イヤホンのコードをFMのアンテナとするもので、イヤホンのみでスピーカーがないタイプだ。FMはアンテナを伸ばさないと受信感度が悪いため、防災用としては合理的な設計だと思う。感度は良好だった。スピーカーがないので電池も長持ちする。こちらは後継品となり、見栄えが良く自動選局だ。
スマホについて
スマホは基地局が停電すれば通信できなくなる。先の話になるがKDDIはスターリンク衛星を活用した衛星とスマホの直接通信サービスを目指しており、実現すれば災害時にも最低限の通信ができるようになるだろう。
スマホ本体は約1日でバッテリが切れてしまう。画面オフだけでなく電源オフしながら節約しても数日だろう。
そこでまずモバイルバッテリーを用意した。昨今は20,000mAhといった大容量のものでも数千円だ。家族で5台のスマホを3回程度フル充電できる容量を用意した。照明の電源にも活用できる。
以前から使っていたものや買い集めたもの。
最後の手段、太陽電池発電
しかし、停電時はバッテリーにも限りがある。照明の電源を優先すれば、スマホの充電切れは避けられないだろう。そこで奥の手として、ごく小規模ながら太陽電池を、見ての通りマンションのベランダに設置した。幸い日当たりはよい。
これは何かというと、WiFi接続の防犯カメラ用ソーラーパネルなのだそうだ。
ソーラーパネルは多々あるが、中にはどう考えても盛っているスペックのものも多々ある。以下の計算を当てはめ、良心的な製品を見極めることが大切だ。
採用したものはこちら。太陽電池部分がヨコ15cm、タテ18cmのごく小型のパネルになる。ほかの製品でもほぼ同様と思うが、一回り大きいようだ。
太陽電池についての考察
資源エネルギー庁によれば、太陽光のエネルギー密度は地表面1平方メートルあたり1kWなのだそうだ。キリがよく覚えやすい。現在一般的な太陽電池の変換効率はおよそ20%なので、パネル面積1平方メートルあたり200Wが目安になる。
ご紹介した製品はヨコ15cm、タテ18cmからパネル面積0.027平方メートルとなり、上の目安から期待できる発電量は約5.4Wだ。製品スペックの5Wは良心的な表示といえるだろう。
簡易チェッカーで測定したところ、写真のとおり約3W、写真を撮り損ねたが最大で4Wの発電量があった。ケーブルが4mあるのでサッシの隙間から室内に引き込んでいる。この状態でサッシのカギも閉めることができた。
太陽光発電協会によると、真南にパネルを向ける場合の最適傾斜角度は30度ということなので、それを目指して設置角度を調整した。晴天日に日の出から日の入りまで充電したところ、この小さなパネルで、5000mAh表記のモバイルバッテリーを満充電することができた。
奥の手としてとりあえず十分。さらに大きいパネルが欲しいけれど、固定方法を思いつかない。