ステーションワゴン(荷車)のリモコンキーが故障した。「鍵をかける」ボタンが反応しなくなってしまった。
3か月は我満して、鍵穴にキーを差し込んでカギをかけた。そのうち、めんどくさくなりカギをかけるのをやめた。盗まれるほどのものは積んでいない。
車両が盗まれても大したことはない。だけど、盗難車が犯罪に使われたりするとよくない。何とかしなければ。
ディーラーでスペアキーを作ってもらおうか?いや、数万円はかかるだろう。専門の鍵屋さんならいくらか安いか?調べてみると3万数千円だそうだ。
いろいろ考えて、自分で何とかしてみることにした。まず、アリさん急行で部品を調達する。こちらの部品が適合するようだ。593円+送料300円=893円だ。
注文から6日目で到着した。
部品が到着したので、どうすれば分解できるか判明した。やはり、このピンを抜かないことには分解できない。
ピンははまっているだけで、引っ張れば抜けるはずだ。だが、出っ張りがないのでペンチでつかむこともできない。どうしようか?
スペア部品は確保してある。破壊しよう。ポイントオブノーリターンである。
問題は破壊の方法だ。先人の知恵では、ピンの周りをリューターで削るとある。結構大変だとある。リューターかぁ・・・持ってないな。じゃぁこれならどうだ。
はんだごてで樹脂を融かしてしまえ。吉と出るか、凶と出るか。
構造的に、この辺は多少手荒にやっても内部の基板に影響はない。はんだごてをあててみると・・・
ずぶずぶとはんだごてが入っていき、深さ5mmほどの穴があいた。ピンの両側に穴をあけ、ラジオペンチで力任せに引っ張るとなんとかピンが抜けた。
分解するとこんな感じ。操作ボタンの裏のシリコンゴムが割れて、基板上のスイッチを押せなくなってしまっていた。
基板とキーブレードは流用して、新しいシェルに組み立てる。
直った。完成。
古い基板を流用したので、ボタンのタッチ感が悪いが、良しとする。こだわる方はスイッチを移植するといいと思う。
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