愚者の買い物 その1
MacBook Air を買った。mid 2011 という年式なので、13年前のモデルということになる。
とあるジャンク屋で、ジャンク箱の中に無造作に放り込まれ¥7,000円の値札がついていた。1ヶ月たっても買い手がつかないので、思い切って、価格決定権のありそうな店員さんにあたりをつけ、声をかける。
愚者「すいません。あのマックブックエア、しばらく前からありますよね。」
店員さん「ああ~そうですね。」
「¥7,000円では高いのでは?価格改定しないんですか?」
「ああ~そうですね。そろそろ価格改定しますかね。」
「じゃぁ〜価格改定したころに、また来ようかな。というか、今価格改定しません?」
「(にやり)いくらにしましょうかね?」
「いくらでしょうね?」
店員さん「¥5,000では?」
愚者 「買いましょう」
という交渉を経て、MacBook Air mid2011 はお持ち帰りとなりました。
愚者の買い物 その2
帰宅して。分解してみる。なんか5角形の特殊なネジだが幸い工具の持ち合わせがあった。10本のネジを外すと、うらぶたがぱかっと外れる。
SSDがない。これは想定内。もとの持ち主が機密保持のために外したんだろう。「ネットワークインストールできます」とメモが貼ってあったし、親切なジャンク屋さんだ。
バッテリーもない。あれ・・・バッテリーもないの。困ったな。
充電器もないし、そもそもマックを買うのは2台目で対応する充電器など持っていない。調べると、USB-CからMagSageという規格に変換するケーブルがあったのでまずはこれをアマゾンでポチる。
翌日、さっそく届いたのはこれ。
いやーこれじゃ~ないですね。
私が頼んだのは充電ケーブルなんだけど。アマゾンでもこんなミスもあるんだなぁ。
仕方がないのでもう1個充電ケーブルを頼む。今度はきちんと届いた。
愚者の買い物 その3
MagSafe 充電ケーブルをぴとっとくっつける。適当なUSBーPD充電器につなぐ。電圧は20Vになった。これで電源を入れてみる。ネットワークインストールというモードにしてみる。
おお、地球がぐるぐるしている。これならなんとかなりそうだな。
mid 2011 のSSDは専用規格で、アダプタを使うとM.2 2280のSATA-SSDが乗るんだそうだ。早速アマゾンでアダプタをポチる。
納期は2週間、中国から送ってくれるのだろう。結構時間がかかります。ヤフオクで買うのが正解だったと後から思った。
バッテリーは迷ったが、楽天が一番安かったのでポチる。
先にバッテリーが到着した
SSDアダプタはまだ届かない。でもバッテリーも届いたし、遊んでみたい。なんとかならないかな。USBアダプタにMacOSをインストールできるのかな。SDカードスロットもあるな。
SDカードに32GBのカードを突っ込んでネットワークインストールというのをやってみる。おお、Lionってバージョンが起動した。へ〜そいで、Sierraにアップデートするのね。ウンウン。次がHige Sierra ね。あれ、アップデート失敗するなぁ。
じゃぁ素直に諦めてdebian 入れてみよう。普通にやればいいのかな。USBでnetinst起動して、普通に起動。普通にWi-Fi認識、普通にSDカードにインストールとすすんで、あっさりdebian 12.6が動き出した。さすが intel Mac です。
と、遊んでいるとdebian が動き出したタイミングでバッテリークリティカル。ちょうど5時間バッテリーが持ちました。なんか・・・22.8ワット時にしては意外にバッテリーが持つな。
バッテリーを充電してみる
せっかくバッテリーが空になったのでゼロから満充電してみよう。USB測定器をはさんでMagSafeケーブルをつなげる。20ボルト35ワット。どんどん充電されていく。
60ワット時も充電された。3時間かかった。ということで、3時間充電すると5時間バッテリーが持つ、debian の MacBook Air が出来上がりました。